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フッ素塗料とは?外壁塗装に使用するメリット・デメリットを知ろう!

公開日:2021/09/15  最終更新日:2021/08/06


樹脂塗料のなかでも、ひときわ高い耐久性を持つフッ素塗料。外壁のリフォーム頻度を減らしたい人は、フッ素塗料での塗り替えがおすすめです。この記事では、そもそもフッ素塗料とはどのようなものか、塗り替えで用いるメリット・デメリット、施工の注意点などを紹介します。より高品質な塗料で外壁を塗り替えたい人は、ぜひ参考にしてください。

フッ素塗料とは?

フッ素塗料は、主成分の合成樹脂にフッ素を含んだ塗料のことです。現在、一般的な外壁塗装リフォームでは、アクリルシリコン樹脂を主成分としたシリコン塗料を使用しています。フッ素塗料はシリコン塗料の1ランク高いグレードの塗料として知られており、一般住宅のほかに大型商業施設や高層ビルなどにも使用されています。

フッ素塗料の特徴は、耐久性が高く、紫外線や雨などで塗膜が劣化しにくいことです。そのため、外壁はもちろんのこと、より太陽の光が当たりやすい屋根の塗装にも適しています。ほかにも、断熱性や防汚性、防水性、耐摩耗性など、さまざまな性能を併せ持っており、高い機能性を持つワンランク上の塗料として知られています。

外壁塗装にフッ素塗料を用いるメリット

フッ素塗料がほかの塗料よりも大きく優れている点は、なんといっても高い耐久性です。シリコン塗料の耐用年数は7〜15年ほどですが、フッ素塗料は12〜20年ほど。建物の外観を長期間きれいに保ってくれるので、こまめな外壁リフォームが必要ありません。

近隣住宅との間が狭く外壁工事が行いにくい住宅や、住宅に面している道路が狭く運搬費用や人件費が高くなりやすい住宅にも、フッ素塗料の使用が適しているでしょう。外壁塗装は塗料代以外にも、足場代などで費用がかさみやすい特徴があります。リフォームの頻度を減らせるということは、それらの費用を削減できるということ。長期的なリフォームコストを減らしたい人も、フッ素塗料の使用がおすすめです。

また、フッ素塗料の塗膜は水を弾かず、濡れやすい性質があります。そのため、外壁に付着した汚れを雨でそのまま洗い流せるのです。外壁を掃除したり、業者にクリーニングを依頼したりする手間が省けるため、手軽に住宅の美観を保ちたい人にとっても、フッ素塗料はメリットが大きいといえるでしょう。

外壁塗装にフッ素塗料を用いるデメリット

フッ素塗料のデメリットは、塗装費用が高いことです。一般的なシリコン塗料は1平米あたり2,000〜3,500円ほどですが、フッ素塗料は1平米あたり3,500〜4,800円ほどです。シリコン塗料の2倍近く費用がかかるため、初期費用を安く抑えたい人にとっては割高なケースもあります。しかし、フッ素塗料はその分耐用年数が長いため、長期的に見ると、一概に費用が高いとは言い切れません。

かえってコストパフォーマンスがよいケースもあり、フッ素塗料で塗装する時は、耐久性と費用とのバランスを見ながら、総合的に判断すると失敗が少ないでしょう。また、フッ素塗料は成分の性質上、ツヤなしの加工ができません。重厚感のある見た目になる一方で、濃い色はより濃く見える、同じカラーでも派手になりやすいなどのデメリットがあります。カラー見本だけで判断するとイメージと違う仕上がりになりやすいので、業者と相談しながら慎重に色選びを行いましょう。

 

フッ素塗料は、高い耐久性を誇るグレードの高い塗料です。耐用年数が長いだけでなく、メンテナンスの頻度も減らせるため、気軽に建物の美観を保ちたい人に適しているでしょう。初期費用は高くなりやすいものの、耐用年数とのバランスを考慮するとかえってコストパフォーマンスがよい可能性もあり、これらを総合的に判断した上で導入を検討するのがおすすめです。ツヤなしの加工ができないデメリットもあるので、カラーを決める時は見え方の違いをよく業者と話し合うことが大切です。