主に4つのパターンに分けられる外壁塗装費用の支払いタイミングですが、危険なパターンも存在します。なかには問題がなさそうに思えるパターンもありますが、危険が潜んでいるので、そのような業者とは契約しないようにしましょう。支払い方法ごとのメリットとデメリットも紹介します。
外壁塗装費用の支払いタイミング
外壁塗装費用の支払いのタイミングで安全なパターンを2つ、危険なパターンを2つ紹介します。
施工後に一括で支払う
もっとも安心できる支払い方法がこちらです。多くの業者がこちらの方法を採用しています。施工完了後に入金するかたちなので、費用を持ち逃げされません。
施工前と施工後にそれぞれ支払う
費用を2回に分けて支払う方法です。依頼者は施工前に一度業者に支払います。業者はそのお金で塗料や道具などを準備します。そして、施工後に残りの費用を支払います。業者と依頼者も、施工が完了するまでは残りの分は支払われないので安心できる方法です。
3回に分けて支払う
こちらは、悪質な業者の手口として有名です。たとえば、残りの10%を施工後に支払うようになっているパターンです。施工前に45%の費用、施工中に45%の費用を依頼者が支払うようになっています。施工中の45%の費用を依頼者が支払ったタイミングで業者は残りの作業をせずに逃げてしまいます。
施工前に一括で支払う
このような業者と契約してはいけません。一番危険なパターンです。施工の対価として報酬を得るはずなのに、施工前に一括で支払うように指示してくる業者は悪意があります。最悪、業者と連絡が取れなくなったり、施工が始まらなかったりする可能性があるので、怪しいと感じたら依頼しないようにしましょう。
外壁塗装費用の支払い方法ごとのメリット・デメリット
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
現金で支払う場合
面倒な手続きがないのが現金払いのメリットです。デメリットは、盗難や紛失に遭ってしまう可能性があることです。
クレジットカードで支払う場合
クレジットカードのポイントが貯まるのがメリットです。デメリットは、業者のキャンペーン割引の適用外になる可能性があることです。
ローンを組む場合
月々の支払い額が決まっているので金銭的負担が少ないのがメリットです。デメリットは、支払い総額が現金で支払う場合と比較すると大きくなることです。
財形貯蓄を活用する場合
無理なく資金を用意できるのがメリットです。デメリットは、財形貯蓄を利用する条件に該当しない場合は利用できないことです。
外壁塗装費用の支払い方法・タイミングに関する注意点
外壁塗装費用の支払い方法やタイミングで危険なパターンの注意点を見ていきましょう。
施工前に一括で支払う業者は避ける
ほかの支払い方法は一切受け付けずに、施工前の一括支払いを断固主張してくる業者と契約してはいけません。すでにトラブルが発生している可能性があります。費用をすべて持ち逃げされてから業者に連絡を取っても、責任を取ってもらえない可能性があります。また、工事が始まらないパターンも考えられるので、絶対に避けましょう。
施工前、施工中、施工後に分けて支払う場合は施工後の支払いの割合を高くする
支払いの割合を変更してほしいと業者に依頼しても取り合ってくれない場合は、契約しないようにしましょう。2回目の施工中の支払いが終了したタイミングで持ち逃げされる可能性があります。
まとめ
悪質な業者は、次々と利益を膨らませることしか考えていません。すでにトラブルが発生していることも考えられます。そのため、契約してしまうとトラブルが発生しても連絡が取れなかったり、相手にしてくれなかったりする可能性があります。できれば、安全な支払いタイミングの業者を選択しましょう。また、支払い方法のメリットとデメリットを総合的に判断して、自分に合った方法を選択しましょう。分からないことがあればインターネットなどの情報に触れてみましょう。