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断熱塗料による効果は得られるのか?断熱塗料について詳しく解説

公開日:2021/04/15  最終更新日:2021/04/07


断熱塗料は「断熱性に優れ省エネ効果を発揮できる」といわれ、注目されている塗料です。外壁塗装を行いたいと考えた時、業者に断熱塗料をすすめられることもあるでしょう。しかし「本当に断熱塗料による効果はあるのか?」と疑問に思う人もいるものです。今回は、断熱塗料の効果やメリット・デメリットについて紹介します。興味のある人は参考にしてください。

断熱塗料と遮熱塗料の違い

断熱塗料と遮熱塗料は、同じ塗料でも特徴や効果が異なります。断熱塗料とは熱を伝わりにくくするための塗料です。太陽光から発生する熱伝導をおさえ、室内の温度上昇を防げます。また、熱が室内から外に逃げないという機能があるため、冬は暖かい部屋を保てるようです。

耐用年数は約15~20年といわれています。長持ちさせる秘訣は、紫外線を吸収する樹脂が多く含まれている断熱塗料を使用することです。施工費用は1㎡あたり屋根・約3,500~4,000円、外壁・約2,400~3,800円といわれています。

遮熱塗料は光を反射することで屋根や外壁に受ける日射光を遮り、表面の温度を下げ室内の温度の上昇を防げるようです。夏は涼しく快適な室内を保てますが、冬も太陽光を反射し室温の上昇をおさえてしまうので、部屋が寒くなってしまう可能性があります。また、耐用年数は10~20年といわれており、施工費用は1㎡あたり屋根・約2,300~3,500円、外壁・約2,300~2,800円が相場です。

断熱効果はあるのか

断熱塗料は季節を問わず、室内を一定に保つ効果があります。断熱塗料を塗った外壁や屋根は、他に比べ最大で10℃前後温度が低くなるようです。夏は室内の温度上昇を抑制し、冬は暖かい家づくりができるでしょう。

断熱塗料のメリット

断熱塗料のメリットは「快適さを保てること」でしょう。暑さ、寒さの両方に効果があるので、一年中快適に過ごせます。室温を一定に保てるのでヒートショックを防げるでしょう。

その他にも、結露を防止でき黒カビやダニの発生をおさえられます。また断熱塗料を使用する事で外気の影響を受けにくくなるので、光熱費の削減につながるのです。

断熱塗料のデメリット

高性能塗料のため「価格が高い」ことがデメリットといえるでしょう。シリコン塗料は1㎡あたり約3,000円といわれていますが、断熱塗料は約4,000円となっています。断熱塗装に向いているのは以下のような家です。

・屋根が金属系の建物
・屋根の真下がリビング
・断熱性能が低い家

自宅の状態を確認し、断熱塗料を使用した時に効果を感じやすい家なのかチェックするとよいでしょう。

断熱塗料の種類

断熱塗料は種類によって性能や効果もさまざまです。ここからは各メーカーの断熱塗料を紹介します。

ガイナ

ガイナは独自の特殊セラミックによって、室内の熱の移動をおさえる性能があります。特殊セラミックが太陽光を反射し、残ってしまった熱は遠赤外線となって放射されるようです。ガイナは住宅の外壁だけでなく、プールの床面や工場など幅広く使用されています。

また、断熱効果の他に結露防止、防音、防臭などの効果があるようです。すぐれた性能を多数持っているため、価格は少々高めです。一般的な塗料と比べると1.5倍以上はかかるでしょう。しかし断熱効果によって光熱費が削減でき、耐用年数も15年以上と長いため、予算と費用対効果を照らし合わせて検討するのもよさそうです。

キルコート

キルコートは太陽光を約90%反射して、外壁や屋根の温度の上昇をおさえます。断熱、遮熱の効果によって、室内の温度を一定に保てるようです。伸縮性にも優れており、ひびが入ってしまっても修復できます。費用は一般的なシリコン塗料よりも少々高めです。耐用年数は15年以上とされています。

断熱コートEX

断熱コートEXは、仕上げ剤が不要な断熱塗料です。質感があり艶消しの仕上がりとなっており、カビや藻を防ぐ効果に優れています。伸び率212%の弾性塗膜によって雨水をカットし、防水効果を持続するようです。耐用年数は約8~10年位といわれています。

 

今回は断熱塗料の効果や使用するメリット・デメリットについて紹介しました。断熱塗料は、種類や特徴を把握し、将来的なことを考えて検討するとよいでしょう。自宅に最適な断熱塗料を探せるとよいですね。