外壁塗装業者のなかには、悪徳な業者も存在します。万が一、悪徳な業者と契約してしまうと高額な外壁塗装費を請求されたり、低品質な塗装をされたりする可能性も。本記事では、うっかり悪徳な外壁塗装業者と契約してしまった際の対処法を紹介します。併せて悪徳な業者がよく使う営業トークについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
悪質業者はどのような方法で契約を迫るのか
悪徳業者は、さまざまな営業トークを駆使して契約を迫ります。
営業トークに騙されないように代表的な謳い文句を覚えておきましょう。なお、下記の言葉を使う営業マンが必ず悪徳なわけではありません。
実績づくりのために値引きします
この営業トークの特徴は、はじめに高額な見積もりを提示したあとに、実績と値引きという言葉を使って数十万円の値引きをすることです。
しかし、このような業者に引っかかってしまうと、数十万円も損してしまうことがあります。値引き後の金額も相場より高く設定していることが多いためです。
被害を防ぐためには、相見積もりを依頼して相場を把握するようにしましょう。
また、業者の実績を調べたり、契約前に業者に質問をしたりすることも重要です。値引きの理由や施工内容など、詳細を確認してから契約を結ぶようにしましょう。
今すぐ塗装しないと大変なことになります
悪徳業者は、顧客の不安や焦りを利用して急いで契約を迫ることがあります。
一方で、信頼できる業者は顧客の状況を適切に判断し、トラブルなく安心して施工を任せられるよう配慮します。
そのため、不安を煽るような言動ばかりする営業マンには気をつけましょう。悪徳業者は、利益を優先し、顧客の状況を無視して契約を急かします。
その際は、冷静さを保ち複数の業者に外壁の状態を見てもらうようにしましょう。
無料で点検します
無料という言葉には注意が必要です。
多くの場合、この言葉は販売促進のために使用され、何らかの商品やサービスを買わせることを目的としています。
とくに、外壁塗装業者の無料の点検サービスには注意が必要です。営業マンは問題がない場合でも、不安を煽る言葉を使って契約を急かすことがあります。
まずは訪問営業を信用しないこと!
訪問営業された場合には、悪徳業者である可能性を疑いましょう。
また、訪問営業された際に、無料点検や無料診断など無料というキーワードが出たときは悪徳である可能性が高いです。
そのため、無料点検や無料診断を受ける場合には、必要に応じてほかの業者にも見積もりを依頼するようにしましょう。
さらに、訪問営業をされた際は即決しないことも重要です。悪徳業者は、即決を促し契約を急がせる傾向があるからです。
悪徳な業者に騙されないためには、消費者自身が調査し営業マンの言葉に惑わされず、冷静に判断することが重要といえます。
押し切られてうっかり契約した場合の対処法
もし、悪質な外壁塗装業者と契約してしまった場合、まずは消費者センターに相談しましょう。
また、契約から8日以内であれば、無条件でキャンセルできるクーリングオフ制度というものもあります。
クーリングオフをする際は、まず外壁塗装業者との契約書を確認しましょう。
そのうえで、業者にクーリングオフしたい旨を電話で伝え必要情報を記載したハガキを郵送します。
悪質な業者の場合、キャンセルを渋るかもしれません。しかし、クーリングオフは国の制度に基づくキャンセルなので勇気を持って伝えましょう。
まとめ
今回は、悪徳な外壁塗装業者と契約してしまった際の対処法を紹介しました。悪徳な業者は、さまざまな営業トークを駆使して契約を急かします。とくに無料というキーワードを使った営業トークには注意が必要です。その際、消費者は冷静に判断し即決で契約を決めないことが大事です。万が一、契約してしまったときは消費者センターに相談し、クーリングオフを検討しましょう。