モルタルは以前から住宅の外壁として使われてきた素材であり、使用されている頻度も高い素材の一つとなっています。モルタルの外壁塗装をする際にはメリットとデメリットを理解しておく必要があり、納得できる業者に依頼することがポイントとなってきます。
モルタルの外壁塗装のメリットとは
モルタル外壁は耐震性や耐火性、耐久性にすぐれているといメリットがあるのはもちろんのこと、家の周囲を取り囲むように施工されるので地震にも強いという特徴もあります。
セメントと砂、水といった不燃性の原料で作られているので、火にも強いなど住まいとして心強いでしょう。つなぎ目がないことや、味わいと質感が良いなど人気の理由は豊富にあります。
モルタル外壁は下地にひび割れが起こりやすく、外壁塗装の塗膜が剥がれやすいとされていますが、弾性塗料を用いることで剥がれにくくなります。
モルタルの外壁塗装のデメリットについて
モルタルはひび割れを起こしやすい点がマイナスポイントであり、ひび割れにより雨水や埃が入り建物の劣化につながってしまいます。定期的な補修や塗装といったメンテナンスが必要になってくることは、頭においておかなくてはなりません。
現在の模様はそのままにし上から塗料を塗ることが一般的であり、デザインを変えたいという人には向いていないと言えます。違う仕上げにするためには既にある外壁を平らにし、上から塗装しなければならず厚みや重さが増えるので耐久性は弱まってしまいます。
その他の方法でデザインを変更することも不可能ではありませんが、費用が高額になりがちです。一般的にはひび割れなどの補修をし、現在の模様は残したまま塗料を塗るといった流れとなっています。モルタル外壁は基本的に職人による施工となるので、費用が高額になりがちというのもデメリットでしょう。
業者選びがポイントとなってくる
色落ちやチョーキング、ひび割れや塗料や外壁の剥がれなどモルタル塗装が必要になる原因はさまざまですが、事態が悪化する前に塗装して対処することが大切です。
費用は面積はもちろん塗料の種類によっても変わってくるので、しっかり塗料の特徴を確かめて選ぶべきです。もちろん依頼する業者による料金の違いもあるので、複数から見積もりを取って判断するようにしましょう。
どんなにリーズナブルな料金でも腕がイマイチだったり、使っている塗料が悪いとなれば依頼するべきとは言えません。当然作業に必要になる期間にも注目しておくべきであり、業者により作業人数や混雑具合にも違いはあります。
モルタルは使用頻度が高いからこそ外壁塗装業者なら扱っているのは当然であり、経験が豊富にあって当たり前というのも良い点でしょう。業者の選択肢が多いのは良いことだからこそ、複数を比較し本当に信頼できる業者に依頼することが大切になってきます。
外壁塗装をすることにより見栄えが良くなるだけではなく、建物を長持ちさせることができるのでおこなうべきと言えます。しかし職人による技術と知識が必要になるので、料金は高額になりがちという点がデメリットです。
ですが放置したままでは劣化が進んでしまい、さらなる事態の悪化を生んでしまうので早めに対処しておくべきではないでしょうか。プロに任せることが大切ですが、腕が確かで信頼できる業者を選ぶことも重要になります。