業者により料金やサービス内容、アフターサービスなど異なる点はありますが、比較しやすく気になるのが費用となるのは当然のことと言えます。少しでも安く依頼するためにも、値引き交渉をするのは当然でありいくら引いてもらえるかで判断するケースも多いです。
あまりに大幅な値引きは不可能と考えておく
外壁塗装業者の中には少し交渉するだけでかなり大幅に値下げした金額を提示してくることがあり、素人はかなり得だと飛びついて契約してしまいがちです。
しかし適正な見積もり金額を最初に提示している業者なら大幅な値引きは不可能であり、大幅に金額を下げてくる業者は最初の見積もりで高い金額を提示してきているだけということを頭においておくべきです。人件費や材料代、経費や利益が料金の内訳でありこの中で値引きすることができるのは利益となってくるので、一般的には端数切り程度しかできないことが当たり前です。
万が一、利益以外の部分を削って値引きしているとすると、材料代を減らしている可能性もあり使っている材料のランクがダウンしていることもあります。どの部分で料金が安くなっているのかをきちんと確認した上で、納得できる金額の業者に依頼するようにしましょう。
大幅値下げをしてくる業者は考えさせる期間を作らないようにしようと考えているので、その場で契約させようと迫ってくるケースが大半です。その場ですぐに決めないと値引くことができないというような業者は、怪しいと考えて疑っておくことも大切になってきます。
塗装のグレードと人数に注目しておく
外壁塗装と一口に言っても使っている素材もさまざまであり、外壁や屋根用の塗料はフッ素樹脂塗料やシリコン樹脂塗料などあらゆるグレードがあります。塗料のグレードを下げることにより品質が低い塗料を使えば、当然工事費用は安くなります。
しかしグレードが低い塗料や品質の悪い塗料を使った施工となれば本来よりもはるかに短い期間で劣化現象が始まってしまい、次の外壁塗装を早めにしなければわからなくなってしまって結果的に工事費用が高額になってしまうことになりかねません。
塗料のグレードが重要というのはもちろんのこと、人数にも注目するべきです。人数が減ると一人にかかる負担が大きくなり作業が雑になってしまうこともあるので、人数を減らす割引は避けるようにしておきましょう。
工事の時期にこだわらないことも大切
少しでも安くしたいと考え交渉に力を入れようと考えている場合には、工事の期間にこだわらないようにすることもポイントとなってきます。繁忙期を避けるようにし、業者側に時間にゆとりがあるタイミングを狙うことで交渉もしやすくなります。
仕上げてもらうまでの期間を特に設けないことにより、ほかの工事の合間や空いた時間に工事ができることになるのでその分安くしてもらえるケースも珍しくありません。
外壁塗装にはある程度まとまった金額が必要となるからこそ、値引きを望むのは当然のことであり値引き交渉も珍しいことではありません。しかし真っ当な業者なら最初の見積もりからそれほど大幅な値引きはできないのが当たり前と言えます。
交渉するときには材料代や人件費から減らされていることはないかに注目しておき、本当に信頼できる業者から選ばなくてはなりません。その場で契約しないと安くならないといってきたり、値引き前と後の違いをしっかり説明してくれない業者は選ばないようにしましょう。