塗装を依頼した際に、工事中臭いが気になるという方も多いですよね。とくに暑い日に、臭いにおいがしたら耐えられませんね。そして、とくに小さなお子さんのいるご家庭では、塗料の臭いは、身体に影響が無いのか心配でしょう。そこで、今回は臭いによる身体への影響や対策について、詳しくご紹介します。
外壁塗装中に換気ができないのは一定期間のみ
では、始めに換気が出来ないのは何日くらいなのでしょうか。時期にもよりますが、ジメジメしている時期や乾燥する冬場は、窓を開けて換気したいですよね。通常、換気が出来ない期間は、7日~10日くらいです。塗装を施すご自宅の規模や乾燥時間によって変動はします。
また、外壁は、雨天時には出来ないので、天候により長引く可能性もあります。ただ、換気対策をしてくれる業者も出てきているので、窓を開けてというよりは、換気扇を使用しての換気は出来ます。
塗料の臭いによる人体への影響
大人でも臭いに敏感な方、アレルギーを持っている方は注意が必要です。お子さんはとくに気を付けて下さいね。一般的に、塗料に含まれている有害物質は、イソプロピルアルコール、メタノール、キシレン、シンナーなどです。シンナーはわかりやすい臭いですよね。
身体への影響としては、吐き気、めまい、睡眠障害、頭痛、目や口の粘膜が傷つく、不妊、ひどい場合は呼吸困難になる事もあります。
今すぐ臭い対策をしたい場合
工事が始まってしまった後に、臭いに耐えられない場合はどうしたら良いのでしょうか。
マスクをする
普段のマスクではなく、活性炭入りのマスクがオススメです。とても高い防臭効果があります。臭いのもとになる成分を活性炭の穴に吸着し、ブロックしてくれます。臭いを気にせず過ごせる可能性があります。
自宅を離れる
一時的に親戚の家に行ったり、ホテルに泊まったり、工事の間10日間だけ、自宅を離れて過ごすのもオススメです。お子さんがいる場合は、夏休みや冬休みなど、長期のお休みを狙うのが良いですね。
消臭スプレーや扇風機
有機溶剤の消臭スプレーがオススメです。臭い物質を無臭化してくれます。壁に染み付いた臭いも除去してくれるので、一度試してみると良いでしょう。また、扇風機は風向きにより、余計に臭いが入って来てしまうので、外の臭いを確かめてからにしましょう。
事前に臭い対策をしたい場合
臭い対策を前もってする為のポイントをご紹介します。
塗料の種類
塗料には水性と油性がありますが、水性にすると臭いがとても少なくなります。理由としては、シンナーで薄めることなく、水で溶かす為です。安全性も高く、ご近所への臭いも問題ないので安心ですね。
業者選び
臭いは、換気の仕方でだいぶ抑えることができます。業者を選ぶ際には、換気対策をしてもらえるのかを確認することが大切です。塗装中にも窓の開閉が出来たり、養生を工夫したりして、少しでも臭いが感じないよう、対応してくれる業者もあります。
まとめ
外壁塗装中の臭いの原因や人の身体への影響、また対策方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。工事の期間は7日~10日間程ですので、長期休みを利用して、別の場所で過ごすこともオススメしました。また、身体への影響を最小限に抑える為には、水性の塗料を選ぶことが大切です。お子さんがいらっしゃるご家庭は、とくに注意しましょう。また、換気を出来るようにしてくれる業者を選ぶのも重要です。住宅を購入し10年以上経過してくると、色々な所に修繕が必要になります。コストも掛かりますので、相見積もりをしながら、安心出来る業者に依頼して下さい。