外壁の色は茶色にしたい！茶色にするメリットや注意点を紹介

「外壁の色は茶色にしたい！」と考えた時、仕上がりや疑問に思うことも多く、不安になってしまう方もいるでしょう。また、茶色もトーンなどで印象が変わるため、どのような色を選べばよいのか迷うものです。茶色を選んでよかったと思える素敵な家に仕上げたいですよね。今回は外壁の色を茶色にするか悩んでいる方に、メリットや注意点を紹介します。

茶色の外壁にするメリット

茶色の外壁にすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか？3つのメリットを紹介します。

■落ち着いた雰囲気をもてる
茶色の外壁は暖色系で、温かみのある落ち着いた印象を与えられます。目を惹くような派手な色とは違い、木や土の色に合った自然色である茶色は、ぬくもりや安心感を与えてくれるでしょう。身近にあり飽きのこない色なので、外壁塗装に選ぶ方も多く人気があります。他の家の外観とのなじみもよく自然と周りの雰囲気に溶け込めるでしょう。

■汚れが目立ちにくい
外壁を茶色にすると汚れが目立ちにくいので、長期にわたって安心して住むことができます。家の外壁の汚れは、雨や日射など自然の汚れが長年にわたって蓄積されるものです。湿気や埃、垢などがたまり、黒ずみやカビが発生してしまうこともあります。とくに白い壁などはこのような汚れが目立ちやすいでしょう。茶色の外壁にすることで、外壁に付いた汚れは目立ちにくく美しい外観を保ちやすいようです。

■ツートーンなど組み合わせがしやすい
シンプルな色なので、ほかの色とも相性がよいでしょう。組み合わせしやすいので、調和のとれた外壁に仕上げられます。

同じ茶色でもいろいろある！

外壁に使用している茶色には、さまざまなものがあります。人気のあるカラーを紹介しましょう。

■ミッドビスケット
ミッドビスケットは、ビスケットのようなクリーム色とベージュ色の中間色です。肌色に近いイメージと考えるとよいでしょう。日の当たり方でも外壁の印象が変わってみえるので、オシャレ感が増すのがポイントです。温かみのある優しい色なので、建物のスタイルは洋風にも和風にも仕上がります。

■モカ
茶色の色味をおさえたモカは、クールでスマートな印象を持たせることができます。ブラウンより淡く薄いモカは上品な雰囲気を出したい、落ち着いた印象を与えたい方におすすめです。

■ライトラテ
飲み物のラテを薄くしたような色で、明るさ、ポップさを演出してくれます。欧風、洋風に使用されることが多いですが和風にも馴染むので、どのようなタイプの家にも違和感なく外壁に使用できるでしょう。

■メリーノ
メリーノは、茶色とクリーム色の中間色です。木造建築にも相性がよく、淡くしっとりした落ち着いた印象を与えられます。濃い色を控えたい方にもおすすめです。

■ベージュ
ベージュは外壁塗装の中で人気の定番色です。ベージュには落ち着き、温かみ、高級感、上品さなどのイメージがあるので、自分好みの雰囲気を演出できます。薄くて明るい茶色のベージュは、和洋どちらの外壁にも合うと評判です。またベージュは膨張色なので、外壁をベージュにすることで家を大きく見せられるでしょう。

茶色の外壁にする注意点

ここからは茶色の外壁にする3つの注意点を紹介します。

■色の面積効果に注意する
自分の家のイメージに沿う色を選ぶ時は、最低でも3つ候補を決めておくとよいでしょう。1つは希望している色、２つ目は1トーン濃い色、3つ目は薄い色です。カタログで選ぶ時は見本も小さく、実際に面積が広い場所に塗った時にまったく違う印象になってしまう可能性があります。

色の見え方は、面積によって変わるものでしょう。これは「色の面積効果」といわれ、面積が大きくなればさらに濃い色に移り、小さくなれば薄く見えるといった現象です。色を選ぶ時はカタログから３色を候補にあげておき、A4サイズの色板見本で確認しましょう。塗装業者にカラーシミュレーションを依頼できます。外壁塗装だけでなく家全体のバランスを見られるので、比較的イメージしやすいでしょう。

■重くなりすぎてしまう
茶色は馴染みやすく使いやすい色ですが、外壁をすべて茶色に塗ってしまうと印象が重くなる可能性があります。茶色は明るいカラーと合わせることで、より魅力的な雰囲気を演出できるのです。茶色とホワイト、ベージュなどを組み合わせて使用してみるのもよいでしょう。

■周囲とのバランスを考える
茶色の外装にする時は、まず周辺の建物や住宅を確認しておくとよいでしょう。たとえば自分が建てる家の周辺が白い家で統一されている時は、茶色の外壁で塗装したいと思っても自分の家だけが浮いているバランスの悪い家になりかねません。

また、選んだ茶色の外装が自分の家のサッシやドア、屋根色などとは合わないなどの失敗もあります。外壁の見た目はキレイでも、俯瞰的に見るとバランスが悪いといったケースです。そのようなことが起きないように、全体的に統一感のある外壁を選ぶことが必要でしょう。屋根が和風なら、和風にも合う茶色の外壁を選ぶように、家全体のイメージや雰囲気を近づけることが大切です。

今回は、外壁の色を茶色にするメリットや注意点を紹介しました。茶色にはモカ・ライトラテ・ミッドビスケットなど、種類も豊富です。特徴や見た目もさまざまなので、理想とイメージに合う茶色の外壁を見つけられるとよいですね。「外壁は茶色にしたい！」と考えている方は参考にしてみてください。