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外壁塗装に使用される水性塗料と油性塗料の違いを解説

公開日:2020/08/15  最終更新日:2020/07/14

外壁の塗装には寿命があり、そろそろ塗りなおしをしたいと考えている人もいるでしょう。専門業者に依頼する人もいれば、気になるところを自分で塗りたいと考えている人もいるかもしれません。そんな外壁の塗りなおしで、気になるのが水性塗料と油性塗料との違いという人もいるのではないでしょうか。

水性と油性の特徴を知れば選びやすい

業者依頼をするケースでは、専門家に全てを任せる人も多いですが、全てを任せるのではなく、自分が納得できる塗料で施工をしてもらいたいと考える人も多いです。塗料には、意外にも多くの種類があり、どの塗料を選ぶかによって価格も耐久年数も異なります。

主な塗料の種類としては、耐久年数が4~6年程度のアクリル系やウレタン系、13年程度の耐久があるシリコン系があります。その他にも、約18年の耐久性があるフッ素系や遮熱塗料、最も耐久性が高いとされる光触媒の塗料もあります。

そして、それぞれの塗料には、水性と油性があるので、どの塗料を選ぶにしても、水性か、それとも油性か、どちらかを選択する必要が出てきます。適切な選択をするためには、それぞれの特徴を知っておく必要があります。水性と油性との違いとして特徴的なのが、主成分の違いです。水性の主成分は水で、油性はシンナーなどの有機溶剤です。

また、使用できる場所も異なり、水性は内装でも使用しますが、油性は内装では使用せず、外壁でもちいられる塗料です。水性は、価格が安く、臭いがほとんどないため、内装でも使用されます。

ただ、耐久性は低く、気温が低い季節では塗るのが難しいという欠点もあります。油性は、価格が高く、臭いが強いのが欠点としてあげられるでしょう。しかし、耐久性に優れ、雨にも強いです。このように、水性と油性とでは大きな違いがあります。それぞれの特徴をよく確認して、適切な場所で使用することが大切です。

薄め方や安全性の違いを知っておこう

水性と油性とでは、塗るときにも違いがあります。外壁塗装をするときには、塗料をそのまま塗るのではなく、薄めてから塗ります。この薄め方に違いがあります。水性は主成分が水でもあることから、薄めるときは水を使います。

しかし、油性はシンナーを使って薄めます。このシンナーには、溶解力が強い強溶剤と塗料専用の弱溶剤があります。強溶剤は昔から使われている溶剤なのですが、環境や人体への悪影響が懸念されています。

そこで開発されたのが弱溶剤です。シンナーとしては弱いですが、塗料が上手く溶けるように作られ、環境や人体への悪影響も少ないです。シンナーを使うことになる油性と比較すると、水性は安全性が高いと感じますが、無害の塗料ではありません。水性でも、しっかりと換気をしたり、密栓をしたりして保管することも重要です。

結局のところどのような基準で選ぶべきなのか

水性と油性との違いは理解できたけど、結局のところ、どのような基準で使い分けをしたらいいのかよくわからない人もいるかもしれません。ポイントとしては、何を優先して選ぶかです。

家を少しでも長く綺麗な状態を保つことを優先するのであれば、耐久性の高い油性を選ぶ方が良いでしょう。水性と比較すると、耐久性も仕上がりも油性の方が優れています。人や環境への影響を優先するのであれば、水性を選ぶ方が良いでしょう。

油性はシンナーを使うため、妊婦さんや赤ちゃんがいる、近所の人への悪影響が気になります。水性であれば、溶剤は水なので管理さえしっかりとしていれば、安全に使うことができる塗料です。どちらの塗料が良いのかと迷ったときは、自分が何を優先するのかをよく考えてみると良いでしょう。

 

ここでは、水性と油性の特徴、それぞれの薄め方や安全性の違い、選び方の基準について解説しました。同じ種類の塗料であっても、水性と油性とではさまざまな点で違いがあることがわかりました。

油性は耐久性は優れていますが、価格が高いですし、溶剤としてシンナーを使うことから、環境や人への影響を考慮して施工する必要があります。水性は比較的安全性が高く、価格も安いですが、耐久性が低いのが難点です。それぞれの利点と欠点をよく理解したうえで塗料選びをしましょう。