家を建ててから築年数がたってしまい、外壁が傷んできてしまっている。
そろそろ外壁をやり直したいと感じている人はいませんか?
〇外壁とは
家の外の壁の事で、雨風から私たちを守る大切な役割をしています。
外壁塗装は必要ない、多少傷があってもすぐに影響があるわけではないから必要ないと感じている人がおり、実際多くの人は外壁が多少傷ついているだけでは塗装をし直さないという人が多いです。
では、本当に外壁塗装は必要ないのでしょうか?
外壁塗装の役割とは?
そもそも外壁塗装の役割とは何でしょうか?
外壁塗装の一番の役割は「防水」です。
防水をしないと家の骨格でもある木材が腐食してしまい、家が倒壊する危険性があります。
外壁に亀裂があった場合、そこから雨水が侵入して雨漏りになってしまったり、腐食して臭いや床が抜けてしまう危険性が高くなります。
ですから、外壁塗装は「重要」ということがわかります。
〇夏場の外壁温度は60度以上
夏場になると多くの方がエアコンを使用します。
近年温暖化が進んでいることから、早い時期にエアコンを稼働させる人もいるでしょう。
このエアコンの効きが良くなるのも悪くなるのも外壁にかかっています。
夏の暑い日差しを浴び続けると外壁の温度は60度から80度にまで上昇します。
この状態でエアコンを使用してもなかなか室温が下がることがなく、エアコンの設定温度を相当下げなければエアコンが効いていると感じにくいです。
地球温暖化防止のため、極力設定温度は20度前後にしたいのですが、これでは室温が十分に下げることが出来ません。
〇使用する外壁剤を検討しよう
そういった面で、断熱効果のある外壁塗装にすることで30度から最大60度まで抑えます。
すると、エアコンの効きも良くなってエアコンの設定温度も極端に下げる必要性はありません。
断熱塗料はエコとして今注目され、自治体によっては補助金が出る場合もあります。
〇外壁のひび割れ
外壁は紫外線を浴び続けたり経年劣化でゆがみが大きくなって小さいヒビが発生します。
弾力がある塗料であれば、ある程度長い期間は外壁を補修する必要はありませんが、それでも経年劣化でどうしても外壁はひび割れてしまいます。
ひび割れた補修せずに放置してしまうと、亀裂はどんどん大きくなってしまいます。
人間のように放置して傷は治るという訳ではないので、どんどん亀裂は大きくなる一方です。
亀裂が大きくなると内部にどんどん水は侵入し、腐食してしまって家は倒壊してしまいます。防水シートも万能という訳ではなく、防水シートの内側の木材やコンクリートも劣化してしまうので意味がありません。
七年を目途に外壁塗装をやり直しましょう
外壁塗装をしたからと言って、その効果が永遠に続くわけではありません。
強い日差しや雨風、冷たい外気に晒され続けるためどうしても経年劣化で外壁は傷んでしまいます。
内部が劣化しているわけではないからいいやと思い、長い間外壁を補修せず放置するとどんどん劣化はすすんでしまい、雨風を凌げずいずれは内部にまで影響し、屋根も壁もカビが侵食してしまって家そのものの寿命を縮めてしまう事になります。
それでもまだ放置をし続けてしまうと、今度は家の基礎や土台部分にまで影響し、大型の台風や強い地震が発生した際に耐えられなくなってしまいます。
〇雨漏りの費用
各施工業者によって金額は異なりますが
雨漏り工事の場合、相場は100万円~200万円
屋根の葺き替え工事の場合30万円~150万円
断熱材の補修工事は60万円から200万円 と補修する個所の内容と傷み具合によっても金額と工事期間は大きく変わります。
小さな外壁の傷が放置することで大きな傷になってしまいます。
私たちが安心して暮らしていくためにも5年過ぎたあたりから外壁には気を付け、小さい傷でも修復するようにしましょう。