外壁塗装の塗り回数って何回が正解なの?と疑問に感じている人もいるでしょう。正しい回数を知らないと、業者が手抜きしていても気がつかないということがあるかもしれません。こちらの記事では、外壁塗装の正しい塗り方についてまとめています。チェックしてみてください。
外壁塗装の正しい塗り回数は?
外壁塗装は、基本的に3回塗るとされています。まずは1回目の下塗り、そして2回目の中塗り、そして3回目の上塗りです。この3回を行うことでキレイに塗装された外壁となるのです。しかし、例外もあるとされていて、下地の傷みがひどい場合は、4回以上塗ることもあります。
また、塗料の種類で2回だけしか塗らないということもあるのです。塗料は進化しているため、下塗り不要となっているものや、中塗り不要となっているものも発売されています。そのような塗料の場合は、回数が少なくなります。塗料の塗り回数は、使用する塗料のパンフレットやホームページで確認できるので、外壁塗装業者に依頼した際に、使用する塗料を確認すれば、何回塗りのものか自分で調べることが可能です。
4回以上塗るケースは、下地の傷みがひどい場合以外に、錆が発生しているような場合も対象となります。これは、下塗り1回では下塗りの役割を果たすことができないことから、何度も重ねて塗る必要があるといわれています。何回重ねるかは、現地で外壁材の状態を確認しながら作業するため、調査の段階では決めることが難しいです。
美しい仕上がりに「中塗り」は必須
外壁塗装の際に、塗り回数を守らないとどうなるのでしょうか。まず、早々に不具合が生じてしまうことになりかねません。塗膜が剥がれてしまう、耐久性が低くなるなどのトラブルにつながります。外壁材の品質を守り、正しい効果を出すためには、塗る回数を守る必要があるのです。
また、塗布量も守らなければ、正しい効果を発揮できません。外壁塗装では、とくに中塗りの工程が重要といわれています。中塗りの段階で、平らでなめらかな下地をつくることで、上塗りをキレイにでき、ムラのない仕上がりとなるのです。粘り気のある塗料は、1回で大量に塗ってしまうと、ムラが出ます。そのため数回に分けて塗布しますが、そのなかでも仕上がりを左右するのが中塗りの工程なのです。
塗料を塗った後は、決められた乾燥時間を守るということも、仕上がりをキレイにするために重要なポイントとなっています。中塗りが雑になってしまうと、外側の塗装もキレイにのらず、仕上がりにムラができてしまいます。外壁塗装業者では、施工事例を紹介していることも多いので、施工写真もチェックして丁寧に施工してくれる業者を選びましょう。
もし塗膜が剥がれたときは?
外壁塗装を行う際は、保証期間を確認しておきましょう。塗装してすぐに不具合が生じた場合、塗装業者の施工にミスがあったということになります。しかし、施工後の保証がない場合、無償でやり直してもらうことができないという場合もあるため、事前に保証について確認しましょう。
保証期間を確認し、保証期間内である場合は、できるだけ早く対応してもらうようにしてください。塗膜が剥がれてしまうと、塗装の効果が出なくなってしまうので、劣化が進みやすくなります。塗膜が剥がれた際は、すぐに外壁塗装業者に連絡し、対応してもらうようにお願いしましょう。
外壁塗装の正しい塗り回数と、塗膜が剥がれた場合の対応についてお伝えしました。外壁塗装は、外観の美しさを決めるためにとても重要です。キレイに仕上げてくれる業者を選ぶためにも、外壁塗装の実績が多い業者を選ぶようにしてください。