新しい自宅を購入したとき、外壁にはほぼ間違いなく何かしらの効果がある塗装が塗られています。しかしその効果はずっと続くのではなく、ある程度の期間が経つとなくなってしまうため、定期的に外壁塗装をすることが重要です。ここでは、定期的に外壁塗装をおこなう理由や重要性について解説していきます。
壁自体の劣化を防ぐために外壁塗装は必要
太陽の光に含まれる紫外線というものはとても厄介で、さまざまなものを劣化させてしまいます。ボロボロになったプラスチックや色が変わってしまったフローリングなど、目にしたことがある方もいるでしょう。その紫外線の悪影響は自宅の壁も受けてしまうので、守るために外壁にも塗装がされているのです。
しかし、塗装自体も紫外線の影響を受け、長い時間が経つとどんどんと劣化をしていってしまいます。しかも、壁は雨や風など、紫外線以外の影響も受けますので、ある程度の期間が経つと劣化が進み、塗装を塗り直すことが必要だといわれています。塗装を塗り直さずにそのままの状態で放置をしておくと、壁自体にも影響が出始め、劣化をしてしまうので気をつけましょう。
もしも壁自体が傷んでしまうと、修復には塗装を塗り直す以上の費用がかかってしまいます。お金を節約するために外壁塗装を放置していたのに、外壁の修復で多額の費用がかかったのでは本末転倒です。壁自体が劣化することを防ぐために、外壁塗装は必須なのです。
効果が弱くなると家の環境が変わる
外壁塗装に使う塗料にはさまざまな効果があって、壁の劣化を防ぐ以外にも効果を発揮してくれるものがあります。たとえば、断熱や遮熱だったり、家の環境に大きく関わる効果の塗料も存在しています。もちろん、そのような塗料も紫外線の影響を受けて、時が経てば劣化をしていって効果が弱くなってしまいます。
断熱や遮熱の効果が弱くなると、暑くなりやすくなったり寒くなりやすくなったりするので、室内の快適な環境を維持するのが難しくなるのです。エアコンを利用しているのなら、環境を維持できるでしょうが、空調のための電気代が高くなることは覚悟したほうがよいでしょう。
ほかにも防汚や防水など、いろいろな効果を持った塗料がありますが、すべて劣化することには違いがありません。定期的に外壁塗装をおこなうようにすれば、効果をずっと保ったままでいられるので、快適に生活できる自宅を維持できるでしょう。
定期的のタイミングが分からないなら
定期的に外壁塗装をやるべきだといわれても、タイミングがよく分からない方もいるはずです。そのときは、外壁塗装に対応する業者に連絡をして、実際に壁の状態を見てもらうのがよいでしょう。自宅があるエリアによって、日当たりや温度、そして天気などの条件は異なるので施工をしてもらうタイミングはそれぞれ違います。
業者に見てもらえば、劣化具合を確かめてくれて、塗装をすべきかどうか判断してくれます。ただし、相手も商売なのですから、施工をすすめてくることは覚悟しておかなければいけません。そのため、一つの業者に意見を聞くのではなく、複数の業者に意見を聞くようにすれば、より適切なタイミングを知ることができます。
自宅の状態を快適なまま維持したいのなら、定期的に外壁塗装をおこなうようにしましょう。塗料の効果は永遠ではなく、どんどんと劣化していくので、完璧になくなる前に塗り直すことを強くおすすめします。ただし、外壁の状態は素人が目で見ても分かりづらいため、塗り直すタイミングなのかどうか悩んだときは業者にお願いして見てもらいましょう。見てもらう業者は適当に選ぶのではなく、劣化していたときに施工してもらいたいと思えるところを選べば、塗り直しが必要になったときの役に立ってくれるでしょう。