長い間紫外線や外気に晒され続けた外壁、外壁はどんどん経年劣化していきます。
外壁は私たちの生活を支えるうえで重要な役割を果たします。
外壁は新築から8年以上経過すると亀裂や剥がれたりします。
一見すると小さな傷で見過ごされがちですが、外壁は自分で勝手に治るわけではありません。
そのまま放置をするとどんどん傷は大きくなって次第には雨水が家に入り込んでしまいます。
家に水が入り込むと天井や床が腐食してしまい、住んでいる人の安全性が脅かされる結果となってしまう。
腐食が進んでしまうと台風や地震で倒壊の危険が現れます。
そのためにも傷が小さなうちに傷んでいる個所は早急に治す必要があります。
では、施工にかかる時間や乾燥に必要な時間の目安とはどれ位でしょうか?
外壁塗装工事の主な工程
外壁と屋根をいっぺんに施工するとなると、施工期間は10日から14日ほどかかります。
ただし、雨がふっている場合や湿度が85%以上になった場合、外壁塗装を延期しなくてはいけません。
そのため、通常の施工期間よりも日数がかかってしまいます。
雨季の際に外壁塗装を行うと、およそ1か月ほどかかってしまう事もあります。
〇外壁塗装の工程を見てみましょう
①外壁塗装を行う前に、まずは足場を組み立てます。
足場を作る理由は、作業員が安全に作業を行うために、時間をかけてしっかりと足場を組み立てる必要があります。
この足場を組み立てる際に大きな音がすることがあるので、施工をする前にまずはきちんと近隣住民に説明をするようにしましょう。
②足場を組んだら飛散防止シートを家の周辺に張り巡らせます。
飛散防止シートを撒くことで周辺に外壁を洗浄した際の水や塗料が飛び散らないようにするためです。
③屋根や外壁に付着した汚れやコケにサビなどを高圧洗浄機で綺麗に落とします。
この汚れをしっかりと落とさないと塗装がうまく乗りません。
ここでしっかりと外壁の汚れをしっかりと落とします。
洗浄した後、すぐに塗料を塗ることが出来ません。
そのため1日かけてしっかりと乾燥させます。
④塗装しない場所に養生テープや養生シートを貼ります。
養生シートや養生テープを貼ったら、まずは下塗りで下地強化材をしっかり塗っていきます。
下塗り剤を塗ったら、1日しっかり乾燥させます。
⑤次の日に外壁中塗りを行います。
塗料のメーカーにもよりますが、夏場と冬場では乾燥にかかる時間が異なります。
数時間で乾燥が終了するものもあれば、丸1日乾燥に時間がかかるものがあるので、乾燥時間をしっかりと確認しましょう。
⑥中塗りの塗料がしっかりと乾いたら外壁上塗り作業を行います。
塗料ごとに決められた乾燥時間を守ってしっかりと塗っていきます。
屋根も同じく下塗りと中塗り、上塗りという工程を組んで塗っていきます。
その後しっかりと乾いたら足場を解体します。
塗料ごとに決められた乾燥時間を守りましょう
外壁塗装のメーカーによって乾燥の時間が異なります。
比較的早く乾くものもあれば時間をかけてじっくり乾燥させるものもあります。
ここで気をつけなければいけないのが、
乾燥時間をしっかりと守ることです。
乾燥時間を守らなければ、半年で塗膜がはがれてしまい、せっかく高いお金を出して外壁塗装をしたのに意味がなくなってしまいます。
外壁は私たちを守る大切な役割をしています。
中には悪質な施工業者がおり、雨の日でも無理やり施工したり、養生をしっかり行わない、飛散防止シートも甘く近隣の方に高圧洗浄の際の水や塗料が飛び散って近隣トラブルに発展してしまったという話はよくあります。
しっかりと外壁塗装をするには、まず業者選びもポイントです。