家の外観を美しく保ち、家の寿命を延ばすためにも外壁塗装はとても重要な役割を持ちます。定期的な外壁塗装は欠かせないのですが、塗料や工法などによってどれくらい長持ちするかは変わります。
東京で外壁塗装を依頼するなら、どんな点を考慮して業者や塗料、工法などを選べば良いのかをご紹介します。
外壁塗装が長持ちする塗料の選び方
外壁塗装を依頼するにあたって塗料選びは耐久年数に直接かかわる重要なポイントです。ただしいくら優れた製品を使っても、依頼した業者が手抜きすることなくきちんとした施工をすることが基本です。
塗料は基本的にその中の含有物質で、塗装の仕上がりやどれくらい長持ちするかが変わります。外壁塗装に使用するものは大まかな分類をすれば、アクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系などがあります。
その他にもラジカル系・ピュアアクリル系・セラミック系・光触媒系・遮熱系など価格は非常に高くなりますが高品質の製品もあります。まずアクリル系は比較的安価ですが汚れやすく耐久性は低く、ウレタン系はアクリル系よりもやや高額になりますが耐久性や施工性などバランスが良いです。
シリコン系は耐用年数も高く、現在最もよく使われる塗料で、汚れや色落ちに強く防カビ性など高い性能を持つのが特徴です。フッ素系は他の塗料に比べて耐用年数が15年から20年と非常に高く、光沢感もあり防汚性も高いのですが、その分コストが高くなります。
塗装工法の種類によって耐久性は異なる
外壁塗装の種類の違いに加え、大切なのが塗装工法です。まず小さな筆のようなはけを使って細かい部分を塗るのに適した刷毛工法、広い部分を塗るのに適したローラー工法、さらに噴霧器を使用して塗料を吹き付ける吹き付け工法などがあります。
また、外壁塗装に劣化が起こった場合に、直接外壁に塗装する以外に外壁材を上から貼りつけるという張り替えも可能です。通常外壁塗装する場合は下塗りの次に中塗り、最後に上塗りの3回塗りが基本です。
依頼する側は素人なので悪徳業者に依頼した場合、必要な工程を省いて、いわゆる手抜き工法をされてしまう可能性もあると言われています。いくら耐久性の高い高価な塗料を使っても、工法がずさんな場合仕上がりの見た目には分からなくても明らかに耐久性は落ちる為、結局短期間で塗り直しをしなければならなくなります。
外壁塗装を計画して業者から見積もりを取ってみて値段の安さだけで選んでしまうべきではないのは、こうした粗悪な工事を許してしまう可能性があるからです。
外壁材の種類とそれぞれの持つ特徴
外壁と一言で言っても、使用されている材料にはさまざまな種類があります。セメントに石灰や砂などを混ぜて作られたモルタル・窯業系・金属系・樹脂系・木質系などのサイディングボード・軽量コンクリートボード、さらに昔ながらの漆喰壁などの種類があります。
それぞれにメリットもデメリットもありますが、多くの場合塗装部分が劣化するとチョーキングやひび割れ、変色などの症状が現れます。たとえば金属系はサビなどが発生する可能性が高い、コンクリート系はひび割れを起こしやすいのが特徴の一つです。
また古くから日本の住宅に使用されてきた漆喰壁の場合、汚れや傷には弱い反面、基本的にはメンテナンスフリーで、他の外壁材のように定期的な塗り替えなどは必要ないのが特徴です。
壁材によってそれぞれに特徴があるので、東京で外壁塗装を依頼する場合、自宅の外壁材に何が使用されており、どんな塗装が適しているのかを理解することで、依頼する業者の提案が適切なのかどうかが分かります。
住宅の外壁は気象条件や立地条件によって劣化の程度が変わります。地域性も大きく関係してくるため、例えば東京都内で塗装を依頼するなら東京都の地域情報に精通した業者を選ぶことが大切です。
また、不明な点を質問したときに分かりやすく説明してもらえる、信頼できる業者を選ぶことが重要なポイントです。