3階建て住宅の外壁塗装は、高層ゆえの足場設置や高所作業などから、費用が高くなるとイメージされていますよね。実際にどのくらいの費用がかかるのか、また、費用を抑えるにはどのようなポイントがあるのか知りたいと思いませんか?本記事では、3階建ての外壁塗装の費用相場、費用を抑えるためのポイントについて解説します。
3階建ての外壁塗装、費用相場は?
3階建て住宅の外壁塗装、費用はどれくらいかかるのか気になりますよね?高額な工事だからこそ、失敗は避けたいものです。
一般的に、3階建ての外壁塗装にかかる費用は70万円~120万円ほどです。
内訳としては、
足場代:約135,000円~240,000円
養生費用:約45,000円~100,000円
高圧洗浄費用:約15,000円~60,000円
下地補修費用:約30,000円~60,000円
塗装費用:約270,000円~560,000円
となります。塗装費用は、使用する塗料の種類やグレードによって大きく変動します。一般的に、耐用年数が短いアクリル塗料が一番安く、機能性に優れたフッ素や断熱塗料は高くなります。
また、外壁の状態によっても変動し、ひび割れや欠けなどの補修が必要な場合は、その分の費用が加算されるため注意が必要です。
業者の見積もりによっても費用は大きく変動します。必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
3階建ての外壁塗装、費用を抑える4つの方法
3階建て住宅の外壁塗装は費用は70万円~120万円と高額になります。失敗は絶対に避けたいものです。そこで今回は、3階建ての外壁塗装の費用を抑える4つの方法をご紹介します。
複数の業者から見積もりを取る
当たり前と思われるかもしれませんが、意外と見落としがちなのが見積もり比較です。塗装業者は各社で得意とする塗料や施工方法、人件費などが異なるため、見積もり金額も大きく変わってきます。
最低でも3社、できれば5社以上の業者から見積もりを取り、内容や金額を比較検討しましょう。
時期を選ぶ
塗装業者は、繁忙期と閑散期があります。繁忙期は人件費が高騰するため、見積もり金額も高くなります。一般的に、塗装の適期とされる春と秋は繁忙期です。
一方、冬は閑散期となり、比較的安価に依頼できる可能性が高いです。ただし、冬は天候の影響を受けやすく、工期が長引いたり、十分に乾燥しなかったりするリスクもあります。業者の選定やスケジュール調整には注意が必要です。
DIYでできる部分は自分で行う
足場や養生など、塗装業者に依頼する前に自分でできる作業は、積極的にDIYで行いましょう。
例えば、庭の掃除や家具の移動、高所作業に不安がない場合は、足場の設置や撤去も自分で行うことができます。専門知識や技術が必要な作業は、必ず業者に依頼してください。
補助金・助成金を活用する
外壁塗装には、省エネ性能向上や耐震補強などを目的とした補助金・助成金制度が設けられている場合があります。自治体や民間団体が提供する制度があり、申請条件や助成金額はそれぞれ異なります。
お住まいの地域や建物の状況に合致する制度がないか、事前に調べておくことをおすすめします。
3階建ての外壁塗装の注意点
最後に3階建ての外壁塗装で失敗を防ぐために注意すべき点をご紹介します。
雨樋の徹底チェックと補修で雨漏りを防ぐ
3階建て住宅は、雨樋が詰まりやすく、雨水が外壁を伝って流れ落ち、雨漏りの原因となることがあります。
雨漏りは、建物の劣化を早めるだけでなく、シロアリ被害やカビの発生などの二次被害にも繋がる恐れがあります。塗装前に必ず雨樋の点検を行い、詰まりや破損があれば修理または交換しましょう。
また、雨樋は定期的に清掃を行い、落ち葉やゴミなどを除去することも重要です。
ひび割れ対策で外壁と構造躯体の劣化を防ぐ
3階建て住宅は、地震などの揺れによる負荷を受けやすいため、外壁にひび割れが生じやすいです。
ひび割れを放置すると、雨水が浸入して外壁の劣化を早めたり、構造躯体の腐食の原因になったりする可能性があります。塗装前に、外壁全体を丁寧に点検し、ひび割れがあれば補修しておきましょう。
リフォーム回数を減らすための塗装選び
3階建て住宅は、足場設置などの費用が高額です。そのため、耐久性の高い塗料を選び、一度の塗装で長く持つようにすることで、トータルコストを抑えられます。
塗装業者を選ぶ際には、実績や技術力だけでなく、保証内容も確認するのがおすすめです。
まとめ
外壁塗装は高額な工事なので、業者選びや塗料選びは慎重に行いましょう。複数の業者から見積もりを取り、内容や金額を比較検討することが重要です。
また、自治体や民間団体が提供する補助金・助成金の制度についても調べておきましょう。これらのポイントを参考に、上手に3階建て住宅の外壁塗装を行いましょう。