外壁塗装を自分で行うメリットは、専門業者に依頼するよりも費用が抑えられます。デメリットは、仕上がりに不安があります。DIYでも仕上がりに自信がある人であれば問題ありませんが、2階以上を塗装する場合は足場の上で塗装するので、安全面での配慮も必要になります。注意点も見ていきましょう。
CONTENTS
DIYで外壁塗装をする場合の流れ
工事関係者に協力してもらいながら塗装を進めていきます。
足場を作る
工事関係者に足場を作ってもらいます。足場の準備と並行してヘルメットと安全帯も用意しましょう。足場の上で作業するので、高所が苦手な人には厳しいかもしれません。また、足場の上を歩く練習をして、外壁を塗装しながら移動する感覚を身に付けましょう。
外壁洗浄と乾燥
高圧洗浄機では落ちにくい汚れがあれば、スポンジに中性洗剤を含ませて外壁をこすります。その後、約1日は乾燥させましょう。
下地処理
クラック補修、コーキング補修、ケレン作業の順番で行います。下地処理は外壁の仕上がりを左右するので丁寧に行います。
塗装しない部分を養生してから塗料を塗る
ビニールテープやマスキングテープなどで、塗料が付着すると困る部分を養生します。その後、下塗り塗料、上塗り塗料の順番で塗装します。色ムラが生じないように丁寧に塗装します。
片付け
気になる箇所は手直しします。終了後に足場を撤収してもらいましょう。
外壁塗装をDIYで行うメリット・デメリット
メリットとデメリットを紹介します。
費用を抑えられるメリット
ホームセンターなどで塗料を購入して自分で塗装すれば、専門業者に依頼するよりも費用を安くできます。
仕上がりに不安があるデメリット
専門業者に依頼するよりも仕上がりに不安があります。色ムラが生じたり、塗装しない部分に塗料が付着したりすることもあるかもしれません。
外壁塗装をDIYで行う際に注意するべきポイント
塗装は丁寧に手順通りに行いましょう。また、1階部分の外壁を塗装するのと2階以上の外壁を塗装するのとでは、安全面で大きな違いがあります。
外壁洗浄を丁寧に行う
塗装する部分に汚れが残ったまま塗装しないほうがよいでしょう。塗料が長持ちしにくくなります。塗料の耐用年数は、塗装部分に汚れがない状態で塗装した場合の寿命です。
塗装しない部分の養生は必ず行う
養生しなくても問題ないと考える人もいますが、塗料は簡単には落ちないので、塗装しない部分の養生は行いましょう。外壁部分の養生だけでなく、車や自転車などの養生も忘れずにしましょう。
安全に配慮して塗装する
ヘルメットを装着して頭部を保護し、安全帯を装着して万が一の落下に備えましょう。ヘルメットと安全帯を装着しても、塗装に夢中になっていると足元の意識が疎かになってしまうことがあります。そのため、外壁塗装未経験者はとくに注意するようにしてください。
作業に不安を感じる場合は専門業者に相談しよう
少しでも不安がある場合は、プロに相談してください。
仕上がりに不安がある人は専門業者に依頼しよう
不器用で自分では塗装が難しいと思う人は、専門業者に相談しましょう。塗装の仕上がりは外壁の耐用年数にも影響を与えます。プロに任せましょう。
安全面で不安がある人は専門業者に依頼しよう
高所恐怖症の人や外壁塗装未経験の人は、専門業者に相談しましょう。工事関係者が塗装している様子を観察して、自分でも塗装ができると判断してから、挑戦してみることをおすすめします。
まとめ
DIYでも外壁塗装は可能ですが、塗料や塗装に必要な道具の準備に加え、ヘルメットや安全帯の用意も必要です。また、足場作りと撤収は工事関係者に依頼することになるので、手間がかかるでしょう。しかし、費用を抑えられるメリットがあります。丁寧に作業を進めるのが好きな人にはおすすめでしょう。少しでも不安がある人は、専門業者に相談してください。