外壁塗装は、建物の定期的なメンテナンスに欠かすことのできない工事です。外壁塗装をすることで、外観を新築時のように美しくするばかりでなく、建物の寿命を延ばす効果もあります。
しかし、どのような業者に頼んだらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
施工方法はローラー施工?それとも機械施工?
外壁塗装の施工は、手塗りと機械で吹き付ける方法があります。
手塗りとは、ローラーや刷毛を使って塗料を塗ることです。手間がかかるため工期が長くなりますが、塗膜が厚く仕上がるため防水効果が抜群です。機械で吹き付けると、塗膜は薄くなりますが均一に仕上がるため、自動車のボディ塗装のようにきれいになります。
しかし、建物の外壁塗装においては、水を中に入れないようにするのが目的の為、ローラー施工を進めてくれる業者のほうが良心的といえます。手間がかかる為、当然ながら費用は少し高めになりますが、長い目で見ると耐久性も優れるためお得です。
塗り回数も、接着剤的な役目をする下塗りをしてから、中塗り、上塗りと3回塗るのが標準的な施工となりますので、塗り回数もよく聞きましょう。プロだと思って安心していても、東京の外壁塗装業者の中には2回塗りの業者もいるので注意が必要です。
特殊な工法として、金額は高くなりますが4回から5回塗りの防音効果が期待できる塗装工法もあります。金額だけでなく施工方法もよく聞いて判断する事が懸命です。
塗料の種類でも耐久性が変わる
外壁塗装は、施工方法だけでなく使用する塗料によっても耐久性が違います。新築時の塗装は、アクリルやウレタン系の樹脂が使用されることが多い為、立地条件次第では建ててから5年前後から変色や退色してしまいます。
新築時に、建設会社が外壁の建材に予算をかけないことが多いためです。そのため外壁塗装の時期は、5~10年の間に工事するのがベストになります。
では、どのような塗料が最適なのでしょうか。トータルコスト的な面で、よく使用されるのはシリコン樹脂塗料で熱に強く、12年前後の耐久年数が期待できます。シリコンよりも上のクラスがフッ素樹脂塗料で、15年前後の耐久性年数です。
ほかにも無機系や光触媒塗料など高耐久と呼ばれるものがありますが、塗装面積が多くなるほど高額になりますので、プロに計測をしてもらったうえで判断しましょう。東京の塗装業者で面積算出方法も若干異なりますが、見積もりに記載された金額だけでなく、塗装面積も比較することが大事です。
職人の腕で仕上がり具合が全然違う
外壁塗装は、職人の腕によって仕上がり具合が全然違ってきます。腕が良いか悪いかを見分ける事は困難ですが、依頼する東京の塗装業者の職人数や、経験年数などの人材情報に関する質問をすることはできます。
作業は何人でするのか、作業現場の代表は誰かなど前もって聞いておくことも大切です。依頼したからには、できるだけ経験年数がある職人に施工をしてもらいたい方も少なくないはずです。
とは言っても、どんな人が施工に来るのかを聞くとなると、難しいことかもしれません。そういう時には、近くで工事した現場があるかどうかを質問するのが一番良いです。
施工した現場に自信を持っている業者であれば、すぐに教えてくれます。反対に何かしらのクレームがあったり、仕上がりが良くなかったりする場合は、教えてくれません。できれば依頼する前に、実際施工した現場を見に行って、施主のお話を聞いておくことも得策です。
注意点としては、外壁の面積は色見本帳で見る面積よりもかなり広い為、施工後にイメージが違ったという意見も少なくありません。自分が塗りたい色と似たような現場があれば、積極的に見ておくようにしましょう。
このように外壁塗装は、施工方法や使用する塗料によって耐久性が違ってきます。施工する職人の腕によって、仕上がりが違ってくることも大切なポイントです。
外壁塗装で後悔しない為にも、これらのことを頭に入れて検討しましょう。